天智と天武−新説・日本書紀− 2

完結
天智と天武−新説・日本書紀− 2 (てんじとてんむしんせつにほんしょき002) / 中村 真理子(画)/園村 昌弘(原作)
内容紹介
大海人(後の天武天皇)は、父・蘇我入鹿を殺した異父兄・中大兄皇子(後の天智天皇)の従者となった。 これが復讐への第一歩だ。 まずは中大兄と、そのブレーンである豊璋を分断したい。 優秀な戦略家である豊璋の支えが無ければ、中大兄は何もできないはず。 大海人は豊璋が溺愛している息子・真人に目を付けた。 真人は孝徳天皇の落とし胤との噂があり、中大兄から皇位継承のライバルと見なされたら、命が危ない。 そう説き伏せて、中大兄が大反対している遣唐使船に乗せて国外脱出させたのだ。 ……そこまではよかった。 しかし大海人は思い知ることになる。 豊璋なしには何もできないと思っていた中大兄皇子が、モンスターに成長していたことを…!? かねてから憎く思っていた孝徳帝と、その息子・有間皇子に中大兄は狡猾で非情な牙をむいたのだ!!

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