柳生兵庫助 (6)

柳生兵庫助 (6) (やぎゅうひょうごのすけ006) / とみ新蔵/津本陽
内容紹介
柳生領を襲う、復讐の凶刃!! 柳生家に攻め滅ぼされた戒重家の遺児が、恨みを晴らさんと兵庫助の前に立ちはだかる!! 待望の第六巻、遂に登場!! 大観受を極めた戒重の暗殺剣に新陰流の剣技が立ち向かう!! 修験者・棒庵のもとで薙刀の修練を積んでいた兵庫助に柳生領で凶事が起こったとの報せが届く。柳生館へ急ぎ舞い戻った兵庫助は、祖父・石舟斎から事件には柳生家が非情な手を使って攻め滅ぼした戒重家の者が絡んでいると聞かされる。兵庫助は、自家によって滅亡してしまった戒重家の人々を思い、同情し、涙するが因果の連鎖を断ち切るべく決意し、刀を抜く!! 観受せんとすれば無明を除くと真言の教えにある通り。刀をただ用うるのでは無明は除かれぬ??? 「戦国乱世の犠牲となった哀しき男の魂が、自分の死によって救われるならば、それもよい???」 ◆目次◆ 第三十六話:観受 第三十七話:柳生庄の凶事 第三十八話:乱世の宿命 第三十九話:宮本武蔵 第四十話:円明流 第四十一話:武蔵と小次郎 第四十二話:決戦前夜

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