どうか幸せになって

どうか幸せになって (どうかしあわせになって) / ごみた こずえ
内容紹介
図書館の書庫の中で、ある若い職員が一冊のボロボロの本を見つけ捨てようとしたところ、高齢の職員に止められる。 「昔、この言葉に助けられたんだ。」と言って、高齢の職員が開いたその本の最後のページには手書きで『どうか幸せになって』と書かれていた。 またある時、その本を持って若い職員が図書館の中を歩いていると、一人の女性に声をかけられる。彼女もまた、その本に助けられた一人だった。 その本は、90年前にある作家が娘への願いを込めて描いた本だった。 【著者プロフィール】 著者:ごみたこずえ 1982年、埼玉県さいたま市出身。 2007年に北海道大学大学院理学院物理学専攻を修了後、輸送機設計専門派遣会社に入社し、重工業会社の航空機エンジン部署に派遣され8年勤める。 2015年に会社を退社し、絵本作家・イラストレーター業を始める。