国境のエミーリャ 9

国境のエミーリャ 9 (こっきょうのえみーりゃ009) / 池田邦彦/津久田重吾(監修協力)
内容紹介
★冷戦直下。分断日本で生きる人々の物語。 資本主義を掲げる西側諸国。 共産主義を掲げる東側諸国。 第二次大戦後に世界は、主義を異とする東西に分断され、日本は列島の真ん中に“鉄のカーテン”が降ろされることになった─── そして時は1963年。 杉浦エミーリャは分断された東京の東側、東トウキョウで生きる19歳。 表向きは人民食堂の給仕係をしながら、東から西へと人々を逃がす“脱出請負人”として活動している。 冷戦直下のトウキョウで、彼女は様々な人々と向き合う。 米国の偵察衛星からの放出物を手に入れた青年。 料理人を隠れ蓑に“脱出請負人”として生きる男。 西側の新幹線に対抗すべく、東欧より招集された技術者。 そして、エミーリャに尋常ならざる執着心を持つ管理官。 数多の危機を乗り越え、壁なき世界の実現のためにエミーリャは危うい均衡の上に在る今日を生きる!!

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