国境のエミーリャ 3

国境のエミーリャ 3 (こっきょうのえみーりゃ003) / 池田邦彦/津久田重吾(監修協力)
内容紹介
日本東西分断の戦後を描く仮想歴史活劇! 時は、冷戦最中の1962年。 舞台は、敗戦後に戦勝国による分割統治のあげく 冷戦の激化により国そのものが東西に分断されてしまった日本。 国境の街となった東京にはベルリンさながらの強固な壁が築かれ 人々は往来の自由を奪われてしまった。 そんな街で西への亡命を望む人々が頼るのが“脱出請負人”という存在。 東トウキョウに住む杉浦エミーリャもその一人。 表向きは十月革命駅(旧・上野駅)の人民食堂給仕係をしながら、 裏で危険な仕事を請け負っている。 当然彼女は、当局によってその身を狙われる存在。 中でも民警(ミリツィヤ)国境犯罪捜査課警部・ウラゾフは エミーリャの逮捕に執念を見せる危険な男。 やがて彼の地道な捜査が結実し、 エミーリャの身に最大の危機が…!! ソ連による実質支配下にある日本人民共和国を舞台に 赤みがかったノスタルジーを届ける都市活劇! 緊迫の第3巻!!

シリーズ作品