ルルが風にのって

シリーズ完結
ルルが風にのって（前編） (るるがかぜにのって001ぜんぺん) / 志賀公江(著)

シリーズ作品

ルルが風にのって（前編） (るるがかぜにのって001ぜんぺん)
ルルが風にのって（前編）
航空機墜落事故で唯一生き残った少女「真弓」。しかし、事故の後から、頭の中で自分を「ルル」と呼ぶ声が聞こえるようになる。そして真弓は、自分がアルパネラ星から送られてきた地球観測隊であることを知る。アルパネラ星人は地球を開拓するために、観測隊を送っている。人間としての「真弓」、アルパネラ星の地球観測隊員としての「ルル」。この二つの運命を背負った真弓は、人間の温かさに触れ、人間に恋をし、地球侵略をもくろむアルパネラ星人に不満を募らせる。そして、真弓が恋をした「沢村」の記憶がアルパネラ星人によって消されたことが決定打となり、真弓は地球を守ることを決心する。
最終巻
ルルが風にのって（後編） (るるがかぜにのって002こうへん)
ルルが風にのって（後編）
真弓に、地球観測隊としての任務を果たさせるために、アルパネラ星人は非人道的な方法を用いる。真弓が恋をした沢村を人質にとり、真弓を思い通りに操ろうとする。真弓は、そんなアルパネラ星人のやり方に苦しめられながらも、自分の気持ちにまっすぐに、少しずつ前に進んでいく。地球の将来と、大好きな沢村の命と、自分の命と、アルパネラ星の運命と。まだ幼い少女なのに、たくさんの運命を背負い、その運命を受け入れて、果たして真弓が苦しみながら最終的に導いた決断は!?