公家侍秘録(5)

完結
公家侍秘録(5) (くげざむらいひろく005) / 高瀬理恵
内容紹介
【公家の侍にして、京に秘められた武技を使い名刀を守る《刀守り》の時代活劇、第五弾!】貧乏公家の日野西に仕える公家侍の天野守武は、日野西家に代々伝わる宝刀『粟田口久国』を守る《刀守り》の役目も仰せつかっていた??。日野西家当主・晴季が風邪を引いたため、なじみの薬屋に薬を買いに出かけた守武。ところが店前は役人と野次馬でごった返し、門前払いされそうになったところを薬屋の店主に声をかけられる。そこで店主が偽薬を売った疑いをかけられていると聞かされた守武は、さっそく晴季の命を受け事件解決に動く。だが、その動向を背後から見つめる怪しい影があり…。そのほか、贋屏風をめぐり斎之介と共同戦線を組む「因果の屏風」、才能によって引き裂かれた親子の悲劇「打ち出の小槌」、守武におとずれた美しき楽人との淡い春の行方は…「選ばれし楽人」を収録。

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