破戒 〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました〜

破戒 〜ユリ・ゲラーさん、あなたの顔はいいかげん忘れてしまいました〜 (はかいゆりげらーさんあなたのかおはいいかげんわすれてしまいました) / 松尾スズキ/山本直樹
内容紹介
「恋っていうんですか? そういう境地」 経営難の小さな印刷会社を営む若き2代目社長カズシは、 工員のノボルが機械で指を切断して以来、数奇な運命に呑まれていく。 少年時代の封印された記憶がフラッシュバックするなか、 謎多き魔性の女・ミツコと出会い……。 様々な伏線がダイナミックに収斂していく松尾スズキのストーリーと、 繊細かつ妖艶な山本直樹の筆致が融合するコラボレーション。 傑作コミック、待望の新装・新編集版。 【目次】 #1 世界はひとつの舞台、人間は男も女もみな役者。 #2 どんなことでも来るなら来るがいい。どんなに荒れた嵐の日でも時は流れる。 #3 恋とは何?恋とは明日のものではない。今が楽しいのなら今笑えばいい。先のことなど知るものはない。 #4 君を夏の一日にたとえようか。君はさらに美しく、さらに穏やかだ。 #5 前兆など気にするものか。たった一羽の雀が落ちるのにも、神の特別な摂理がある。……覚悟がすべてなのだ。 #6 この世の営みの一切が、なんと浅ましく、忌まわしく、味気なく、無意味なものに思えることか! #7 芝居はしまいまでやらせてくれ。

シリーズ作品