セシルの女王 5

セシルの女王 5 (せしるのじょおう005) / こざき亜衣
内容紹介
繰り返される王妃交代劇の行方は!? 1540年、6月?? 政敵ノーフォーク公(トマス・ハワード)に陥れられ、失脚した稀代の政治家トマス・クロムウェル。 ウィリアム・セシルが師と仰ぐ彼の処刑が迫る中、 4番目の王妃アン・オブ・クレーフェは、王の愛人であるキャサリン・ハワードに、ある密約を持ちかける。 一方、6歳になったエリザベスは、幼くして王族に生まれた孤独を知っていた。 「俺に使わせてください。ヘンリー8世の娘として生まれた、あなたの運命を」 「俺はあなたの、もうひとつの魂〈スピリット〉になりたいのです」 血よりも、恋よりも濃い誓いを申し出たウィリアムに、エリザベスの答えとは!? 船頭を失い、混迷していく政治。 不信感を募らせ、暴走を始める王。 時代の荒波と周囲の思惑に翻弄されながらも、自らの道を見定めようとする女たちの姿を見届けよ?ー!!

シリーズ作品