キモイマン

キモイマン (きもいまん01) / 中沢健(著)/荻pote(イラスト)
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  • 掲載誌
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    ガガガ文庫
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内容紹介
等身大以下の最弱リアルヒーロー参上! オレの名前は高寺一郎。 高校では「キモ男」と呼ばれて、めちゃくちゃいじめられている。それはもうえげつないほどに。オレには自分のどこがキモいのかさっぱり分からないが、いじめる奴らに言わせると、存在自体がキモいのだと。 そんなオレの唯一の癒やしは、毎朝の通学電車のなかで出会う他校の女子高生・小宮美織を観察すること。美織のことはいろいろと知っている。一度家まで後をつけたことがあるから、彼女の自宅の住所だって知っている。なのに、向こうはオレがここに存在していることすら知らない。 ある日の放課後、美織に偶然会えたりしないかと、彼女の家の近所をうろついていたオレは、小学生の女の子が同級生に万引きを強要されている現場に遭遇した。なけなしの勇気を振り絞って助けてあげたその女の子はオレのことをヒーローか何かと勘違いしたらしい。その女の子――聖は、熱い尊敬のまなざしでオレを見つめながら言った。 「一郎にいちゃん、正義の超人ジャスティスターに変身して!」 この時から、惨めでカッコ悪くって最低に輝いた、オレの汗と涙にまみれた戦いの日々が始まったんだ――。 『初恋芸人』の著者が描く、等身大以下の最弱リアルヒーローストーリー! ※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

シリーズ作品