涙雨とセレナーデ(9)

涙雨とセレナーデ(9) (なみだあめとせれなーで009) / 河内遙
内容紹介
過去と未来のはざまで、揺れる運命の恋。ページをめくるたびに切なくなる、大人気タイ ムスリップ・ロマンス! 明治40年にタイムスリップした女子高生・陽菜は、自分にそっくりな少女・雛子になりか わり、雛子の許婚・孝章とともに失くしたひいばあちゃんの首飾りを探す。共に行動する うちに惹かれ合う二人は、すれ違いを経てついに互いの気持ちを確かめる。その後、孝章 は横浜支社へ配属となり、本郷財閥の裏取引について調べ始める。陽菜もまた天久座長と 本郷財閥の過去を探るため、菊之進とともに横浜へ。オルブライト邸の地下室で初代天菊 (菊之進の姉)の裸の写真を発見し、阿片に溺れる座長から過去の事情を聞きだした菊之 進。陽菜は、菊之進の気持ちを知り、彼に甘えられないと戒め孝章のもとへ。未来人の武 虎から「首飾りを使って未来に帰れる方法があるが、その時は孝章の記憶を消す必要があ る」と聞かされていた陽菜は、孝章への思いがあふれ二人は結ばれる。そこへオルブライ ト邸が火事との報せが入る。そして菊之進も、陽菜に惹かれていることを自覚して……。 動き出す三角関係。健気なお嬢様の雛子と、腹の底が見えない武虎とのもう一つの恋。次 第に明らかになる暗い過去??。ますます目が離せない、ドラマティック・ラブストーリ ー!!

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