束の間の一花(3)

最終巻
完結
束の間の一花(3) (つかのまのいちか003) / タダノなつ
内容紹介
大学2年の千田原一花は、病によりいつ死ぬともしれない 不安定な日々を過ごしていた。 そんなある日、彼女は想いを寄せていた元哲学講師・萬木昭史と偶然再会。 この機会を逃すまいと熱烈なアプローチをするが、 彼もまた不治の病を抱えていたことを知る。 一花との距離を置こうとする先生。 それでも自身の病を隠しながら交流を強く望む一花。 しかし発作で倒れて入院したことで 余命わずかであることを先生に知られてしまう。 動揺した一花は先生との別れを決意するが 孤独に揺れる彼女の想いを受け止めたのは、 生きる希望をなくしていた先生だった。 本音をさらけ出したふたりの絆は深まり、 「今後やりたいこと」について語り合う。 だがそれぞれの命のタイムリミットは着実に近づいていた…。 はかない生を歩む一花と先生の、束の間の恋の物語???完結。

シリーズ作品