漫画「ビー・バップ・ハイスクール」のネタバレあらすじ

ビー・バップ・ハイスクール


漫画「ビー・バップ・ハイスクール」のネタバレあらすじ



私立愛徳高校に通う留年コンビ、トオルとヒロシはアウトロー街道を行く不良高校生。ケンカは強いが女にはモテない、2人の学校生活を描く、いわゆる「ヤンキーもの」の代表的な作品である。

起:トオルとヒロシの出会い

トオルとヒロシは中学時代から不良として名を馳せていた。トオルは「狂犬病」、ヒロシは「火の玉」というあだ名で呼ばれ、それぞれの中学で番長を張っていた。高校に入学した2人は、偶然にも同じ愛徳高校に通うことになる。初めて顔を合わせたとき、2人は互いに強敵と認め合い、一触即発の状態になる。しかし、そのときに現れた愛徳高校の番長・大前均太郎に挑発され、2人は協力して彼を倒す。その戦いをきっかけに、トオルとヒロシは相棒となり、以後、不良コンビとして活躍することになる。

承:トオルとヒロシの学園生活

トオルとヒロシは、自分たちさえ自由気ままに好きなことができればいいというスタンスで、番を張ることや不良としての格などに対する興味はない。しかし、ケンカの勝ち負けについては執念深く、他校の不良たちとも度々衝突する。トオルはナイフや二段特殊警棒などの武器を使うことも厭わない。ヒロシは口が上手く頭の回転が速いが、女には弱い。2人はケンカに明け暮れる一方で、恋にも奮闘する。トオルは中学生の「五中の鬼姫」こと如月翔子に惚れられ、交際を始める。ヒロシは愛徳高校の美女・三原山順子に一目惚れするが、彼女には菊永淳一という立花商業高校の不良がつきまとっている。トオルとヒロシは、菊永やその仲間たちと何度も対決することになる。

転:トオルとヒロシの留年

トオルとヒロシは、学業には全く興味がなく、授業をサボったり、テストをカンニングしたりする日々を送っていた。そのため、高校2年生のときに留年することになる。留年したことで、トオルとヒロシは周囲からの風当たりが強くなる。学校の教師や生徒、親や警察など、さまざまな人間から退学を迫られる。しかし、トオルとヒロシはめげずに自分たちのスタイルを貫く。留年したことで同級生になった兼子信雄は、トオルとヒロシを尊敬し、舎弟となることを志願する。トオルとヒロシは、兼子や他の仲間たちとともに、愛徳高校の不良コンビとして君臨することになる。

結:トオルとヒロシの卒業

トオルとヒロシは、留年したことで高校生活が1年延びることになる。しかし、その間にも2人は成長していく。トオルは如月翔子との交際を続け、彼女のために勉強をするようになる。ヒロシは三原山順子との恋が実り、彼女とキスをする。2人はケンカにも飽きてきて、平和な日々を望むようになる。しかし、トオルとヒロシの名声は広まっており、他校の不良たちからの挑戦は絶えない。トオルとヒロシは、最後の敵として、天保工業高校のガチャピンや北高校の工藤と対決する。トオルとヒロシは、それぞれの相手に勝利し、不良としての最高峰に立つ。そして、トオルとヒロシは、仲間たちとともに、高校を卒業する。



漫画「ビー・バップ・ハイスクール」の考察と評論