銀河鉄道999

シリーズ完結
銀河鉄道999 1 (ぎんがてつどうすりーないん001) / 松本零士

シリーズ作品

銀河鉄道999 1 (ぎんがてつどうすりーないん001)
銀河鉄道999 1
▼第1話/出発(たびだち)のバラード▼第2話/火星の赤い風▼第3話/透明の女 ガラスのクレア▼第4話/タイタンの眠れる戦士▼第5話/大盗賊アンタレス▼第6話/迷いの星の影(シャドウ)▼第7話/彗星図書館▼第8話/暗黒星メフィストの黒騎士▼第9話/水の国のベートーベン▼第10話/大四畳半惑星の幻想 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/1000年もの間生きることができる機械の体を夢見る少年・星野鉄郎とその母親。しかし、機械伯爵の人間狩りにより母親は殺されてしまう。逃げ延びた鉄郎も吹雪の中、力尽き倒れてしまうが、謎の美女・メーテルによって助けられる。しかもメーテルは、自分と同行してくれれば、ただで機械の体を手に入れることができる星・アンドロメダへ行く“銀河鉄道999”の乗車パスもくれると言うのだった(第1話)。▼鉄郎たちを乗せ、アンドロメダへの長い長い旅が始まった銀河鉄道999が、最初に停車駅したのは火星。かつては地球の植民星として栄えた火星も、現在はどこまでも廃墟が続く寂しい地となっていた。鉄郎は、火星に住む娘・フレーメの案内で、かつての都・大シルチスへ向かうのだが…(第2話)。 ●本巻の特徴/鉄郎が、ただで機械の体を手に入れることができるアンドロメダ星へ向かう銀河鉄道999に乗り込むいきさつが描かれる。 ●その他のデータ/地球(第1話)、火星(第2話)、土星(第4話)、氷の惑星・冥王星(第6話)、彗星の巣・コメットゾーン(第7話)、惑星メフィスト(第8話)、水滴星・4D−3(第9話)、明日の星(第10話)
銀河鉄道999 2 (ぎんがてつどうすりーないん002)
銀河鉄道999 2
▼第1話/エルアラメインの歌声▼第2話/17億6500万人のルンペン星▼第3話/空中牧場の大きな牛▼第4話/枯葉の墓標▼第5話/かげろう星の文豪▼第6話/不定形惑星のヌルーバ▼第7話/化石の戦士▼第8話/好奇心という名の星▼第9話/プロフェッショナル魂▼第10話/原始惑星の女王 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/北アフリカにある戦車戦の古戦場から名付けられた星・エルアラメイン。その名のとおり、ここは旧式の戦車の残骸があるばかりの殺風景な星だ。しかし突然、その残骸のはずの戦車が突然、鉄郎たちをめがけて攻撃をしてきた!(第1話)。▼“999”の中が臭い。不審に思った鉄郎が窓の外をのぞいてみると、なんとその星は見渡す限り物もらいの大集団。彼らは口々に「何かくれ!」と叫び、999をゆらし続ける。ようやくのことでその星を抜け出した“999”だが、どこからか物もらいの少年がひとり乗り込んでいた。そして、「金を出せ」と鉄郎たちを脅すのだった(第2話)。 ●その他のデータ/兵器の残骸の星・エルアラメイン(第1話)、総物もらいの星(第2話)、空中牧場のある空洞惑星・バレラー(第3話)、枯葉の星(第4話)、かげろうの星(第5話)、化石の星(第7話)、好奇心の星(第8話)、思い出星(第9話)、けんか別れ星(第10話)
銀河鉄道999 3 (ぎんがてつどうすりーないん003)
銀河鉄道999 3
▼第1話/ヤミヤミの姉妹▼第2話/重力の底の墓場▼第3話/装甲惑星(アーマープラネット)▼第4話/泥のメーテル▼第5話/螢の街▼第6話/海賊船クィーン・エメラルダス ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/銀河鉄道999は、真っ暗な星・ヤミヤミに到着した。ヤミヤミは、まったく光がないばかりか、光を放ってもすぐに吸収されてしまうため何も見えない、文字どおり“ヤミ”の星。そのため、鉄郎は“999”の中でひとり発車時刻を待つことにしたのだが、列車の外から何者かが鉄郎を呼んでいる。恐る恐る鉄郎は、誘われるがままに姿の見えないその者の後をついていくのだが…(第1話)。▼スピードを上げ、宇宙空間を快調に疾走する“999”。しかしその“999”の空間レール上に非常事態が発生。そのレールを2日前に走っていた列車がこつ然と姿を消してしまったのだ。そのため、“999”も細心の注意を払って走行するのだが、突然正体不明の重力に引っ張られ、とうとう脱線してしまった!(第2話) ●その他のデータ/まったく光のない星・ヤミヤミ(第1話)、重力の底の星(第2話)、装甲版に覆われた生物の星・装甲惑星(第3話)、惑星・雨の都(第4話)、真理子の螢(第5話)、海賊惑星・ジュエル(第6話)
銀河鉄道999 4 (ぎんがてつどうすりーないん004)
銀河鉄道999 4
▼第1話/ざんげの国▼第2話/なまけものの鏡▼第3話/サケザン大陸▼第4話/二重惑星のラーラ▼第5話/賽の河原の開拓者▼第6話/次元航海惑星▼第7話/白骨の歌 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/清らかな鐘の音が宇宙空間にまで鳴り響く惑星に、鉄郎たちは降り立った。そこは、花が溢れ整然と家が建ち並ぶ美しい町だが、メーテルや車掌さんは、真面目で清らかなこの星を、なぜかあまり好きではなさそうだ。そんなとき、休暇をもらってこの星に降り立っていた車掌さんが強盗に襲われた! あわてて鉄郎は警察へ届けようとするが、なんとこの町は、皆が清く正しいため、警察が存在しないという!(第1話)▼機械化人間がはびこる前の、地球がいちばん繁栄していた頃に似た星に、“999”は到着した。ここは、機械に人間が支配されてしまった地球と違い、唯一人間が機械に勝った、平和で穏やかな星だという。早速鉄郎は、そのなんの危険もない安全な星の繁華街へと繰り出すのだが…(第2話)。 ●その他のデータ/清らかな星・ざんげの国(第1話)、なまけ者の星(第2話)、大酒飲みサケザンのいる星(第3話)、総機械化人の星(第4話)、石ころばかりの星(第5話)、女王エゴテリーナが操る次元航海惑星(第6話)、昨日の歌を歌う星(第7話)
銀河鉄道999 5 (ぎんがてつどうすりーないん005)
銀河鉄道999 5
▼第1話/霧の葬送惑星▼第2話/トレーダー分岐点▼第3話/雪の都の鬼子母神▼第4話/鋼鉄天使▼第5話/停時空間のかじられ星▼第6話/怒髪星▼第7話/幽霊世界のフィラメント▼第8話/沈黙の聖地 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/“999”が次の停車駅に着く直前、鉄郎はメーテルから「身に着けるように」と黒い布を渡される。そして「絶対に笑ってはいけない」と言われる…。深い霧と線香の匂いが充満している星・葬送惑星に降り立った鉄郎とメーテルは、突然すれ違った葬列の人々に襲われる。命は助かったものの気を失った2人は棺桶に入れられ、なんとそのまま墓場に埋められてしまった!(第1話)▼“999”のわきを別の型の鉄道がすれ違ってゆく。間もなく“999”は、銀河鉄道の分岐駅であるトレーダーに到着するのだ。多くの旅人が立ち寄るトレーダーは、多くの人が行き交い活気に満ちている。鉄郎はこの星がいっぺんに好きになった…。メーテルに無理矢理ホテルのおフロに入れられた後、鉄郎は食事をしにひとり町に出る。がしかし、ふと気づくと見知らぬ女性に惑星・野の花行きのローカル列車に乗せられていた。しかもその女性から「両親に会って欲しい」と言われてしまい…(第2話)。 ●その他のデータ/登場する惑星=葬式ばかりしている星・葬送惑星(第1話)、銀河鉄道の分岐惑星・トレーダー(第2話)、花が咲き乱れる貧しい星・野の花(第2話)、雪が降り続ける星・雪の都(第3話)、工場惑星・マスプロン(第4話)、異次元空間のかじられ星(第5話)、ケンカっぱやい人々の怒髪帝国(第6話)、突然消滅した星(第7話)、静かな惑星・銀の谷(第8話)
銀河鉄道999 6 (ぎんがてつどうすりーないん006)
銀河鉄道999 6
▼第1話/プレーテッドシティの魔女▼第2話/ウラトレスのネジの山▼第3話/大酋長サイクロプロス▼第4話/ミーくんの命の館▼第5話/卑怯者の長老帝国▼第6話/霧の都のカスミ▼第7話/球状住宅団の大酋長 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/金色に光輝く惑星・プレーテッドに“999”は到着する。この星は、太陽はもちろん、生き物も建物もそして水までもすべてが金色に輝いているため、鉄郎は落ち着くことができない。そんなとき、何者かがメーテルのトランクを盗み出した! 慌てて犯人を追う鉄郎は、誤ってその犯人とともに下水道の中に落ちてしまう。すると驚いたことに、さっきまで光輝いていたその犯人の金色が水に流れ、鉄郎たちと同じような姿になった。聞けば、この惑星のものはすべて“あとから金メッキを施している”のだという…(第1話)。▼遠くから見ると、まるでサビの塊のような星・ウラトレス。この星の山や砂利はすべてネジで、建物にも必要以上にネジが使われている。ここではネジがあふれているのだ。その夜、激しい風雨のためにネジ山がくずれ、鉄郎たちの泊まっているホテルが崩壊! 鉄郎は大量のネジに埋もれて気を失ってしまうが、ひとりの少女に助けられる。しかしその少女は、なんと“999”のパスを燃やしてしまったと言う!(第2話)
銀河鉄道999 7 (ぎんがてつどうすりーないん007)
銀河鉄道999 7
▼第1話/C62の反乱▼第2話/フィメールの思い出▼第3話/ワルキューレの空間騎行▼第4話/嵐が丘のキラ▼第5話/これからの星▼第6話/永久戦闘実験室●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性)●あらすじ/宇宙空間の途中で“999”が停まってしまった。前方で事故があったための信号待ちということなのだが、2時間経っても信号はいっこうに青にならない。事故の原因を確かめるべく、メーテルが機関車の頭脳コンピューターに話しかけると、「これは一種のテスト」だと機関車は言う。しかもこのテストのことを「鉄郎に知られてはならない」と言う。果たしてこのテストとは…(第1話)。▼車掌さんがウキウキと浮かれている。こんな車掌さんは見たことないと、面白がる鉄郎が彼の後をつけて隣の車両に行ってみると、そこにはフィメールという女性が座っていた。どうも車掌さんは、彼女に会えたのが嬉しくて仕方がないようだ。しかしそのフィメールという女性、車掌さんや鉄郎にぞんざいな態度をとるため、鉄郎は好きになれない。そんなとき、“999”が脱線事故を起こした! メーテルはフィメールがわざと脱線事故を起こしたのだと言うが…(第2話)。 ●本巻の特徴/“999”の車掌さんの青春時代を垣間見ることができる(第2話)。●その他の登場キャラクター/女騎士・ワルキューレ(第3話)●その他のデータ/登場する惑星=思い出の顔(第2話)、枯木の山(第3話)、嵐が止むことのない星・嵐が丘(第4話)、未来を信じる者が住む星・これからの星(第5話)、戦闘の見せ物がある星・ライフルグレネード(第6話)ISBN188008全 巻 第8巻タイトル 銀河鉄道999後の副題 透明海のアルテミス松本零士・作 ヨミ・マツモトレイジ  型 264頁 定価  円 初版97年09月01日▼第1話/亡霊トンネル▼第2話/透明海のアルテミス▼第3話/鏡の星の鉄郎▼第4話/終わりなき夏の物語▼第5話/冷血帝国▼第6話/足音村の足音●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性)
銀河鉄道999 9 (ぎんがてつどうすりーないん009)
銀河鉄道999 9
▼第1話/夜のない街▼第2話/交響詩「魔女の竪琴」▼第3話/宇宙僧ダイルーズ▼第4話/心やさしき花の都▼第5話/大暗黒星雲アフリカ ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/“999”は、ちゃんと夜があるのに「夜のない街」と名付けられた星へ到着した。その夜、お腹が空いた鉄郎は食料を求めて街に出る。しかし、まだ7時だというのに、街には人っこ一人おらず、店はどこも閉まっている。仕方なく食事をあきらめ、鉄郎はホテルへ戻ろうとするが、突然何者かに撃たれてしまう!(第1話)▼とても寂れた、廃墟のような街に着いた鉄郎たちは、突然何者かに撃たれる。しかし、鉄郎もメーテルも大事には至らず、鉄郎はホテルの部屋で目を覚ます。お腹の空いたふたりは早速食堂に向かうのだが、そこには小さくて貧相な食事しか置いていない。しかも、そこで働くウエイトレスは、もう3日も何も食べてないという。不審に思ったメーテルは、この星を支配する女王の住む島へ行く決心をする(第2話)。 ●その他のデータ/登場する惑星=ヘローンの住む星・夜のない街(第1話)、女王メタメライナが支配する貧しい星(第2話)、救急医療小惑星(第3話)、花でいっぱいの惑星・花の都(第4話)、大暗黒星雲アフリカを支配する星・遊星キリマンジャロ(第5話)
銀河鉄道999 10 (ぎんがてつどうすりーないん010)
銀河鉄道999 10
▼第1話/水の国のシャイアン▼第2話/喰命聖女▼第3話/時間城の海賊▼第4話/アンドロメダの雪女 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/“999”がおかしい。次の駅まではかなりあるはずなのに、変な揺れ方をしてスピードが落ちたのだ。間もなく“999”は、強力な停止要求を受信。要求に従わなければ破壊されてしまうため、やむなく要求を容認。近くの星へと不時着する。そこは果物が生い茂り、空気もきれいな絶海の孤島だった。そして、鉄郎がふと海の中をのぞき込むと、そこには巨大な都市が存在していた!(第1話)▼あらゆる空間軌道が一点に集まる宇宙の大分岐点「惑星ヘビーメルダー」へ、間もなく“999”は到着する。ヘビーメルダーを過ぎると、銀河鉄道の管制権はアンドロメダへと移る。つまり、ヘビーメルダーは、銀河系内つまりは地球の管理局下最後の惑星なのだ…。ヘビーメルダーは、自由と無法がうずまく大フロンティア。まるで西部劇に出てくるような、埃っぽい町並みだ。そこでメーテルは大事な用があるからと一人で出掛けてしまう。だが、鉄郎は「私が“999”に戻らなくても一人で旅を続ける自信があるわね?」というメーテルの言葉が気に掛かり、慌ててメーテルの後を追う。しかし…(第3話)。 ●本巻の特徴/いよいよ“999”は、機械の体がタダで手に入る星のあるアンドロメダ星雲に突入する(第2話)。 ●その他の登場キャラクター/キャプテン・ハーロック(第3話) ●その他のデータ/登場する惑星=水棲人の住む星(第1話)、雨ばかりが降る星・雨が池(第2話)、銀河系とアンドロメダの間にある、空間軌道が一点に集まる宇宙の大分岐点・惑星ヘビーメルダー(第3話)、雪女のいる星・惑星スノーインカ(第4話)
銀河鉄道999 11 (ぎんがてつどうすりーないん011)
銀河鉄道999 11
▼第1話/ヤーヤボールの小さな世界▼第2話/フライング・クロ▼第3話/四次元エレベーター▼第4話/ルーズゾーンの妖怪▼第5話/アンドロメダ千夜一夜 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/アンドロメダ大星雲に入った“999”は、アンドロメダのグランドキャニオンを通過し、順調に走り続けている…はずなのだが、「どうも様子がおかしい」と車掌さんが言う。すると突然、“999”の空間軌道が何者かによって改修が加えられているとの報告が、鉄道管理局より入る。当然“999”は正規のルートとは違うコースを走り始め、「ヤーヤボールの世界」という銀河鉄道にはないはずの駅に停車することになってしまった。ヤーヤーボールという不思議な名前…。メーテルと車掌さんはこの星と同じ名前を持つ男を知っているらしいのだが…(第1話)。▼“999”の調理装置が故障してしまったため、何時間も食べ物を口にしていない鉄郎は、お腹が空いて死にそうだ。しかし、幸運なことに、次に停車する惑星には食堂がたくさんあるらしい。星に降り立った鉄郎は、さっそく銀河鉄道の支給金3か月分もの食事をする。大満足の面持ちでホテルから外を眺めていると、何やら不思議なものが!? なんとネコの親子が空を歩いているのだ!?(第2話) ●その他のデータ/登場する惑星=地球のミニチュア・ヤーヤボールの小さな世界(第1話)、空飛ぶネコの住む星・クイマ(第2話)、四次元エレベーターのある底なし都市(第3話)、ゴミの星・ルーズゾーン(第4話)、盗賊ばかりの星・アリババ(第5話)
銀河鉄道999 12 (ぎんがてつどうすりーないん012)
銀河鉄道999 12
▼第1話/幽霊駅13号▼第2話/マカロニグラタンの崩壊▼第3話/メーテルの旅▼第4話/石の花▼第5話/サルガッソーの底なし沼▼第6話/震動駅▼第7話/たくさん星の大酋長 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/何十時間も駅に止まらず、ひたすら走り続ける“999”。鉄郎は、重力装置をオフにして車内を無重力状態にし、退屈しのぎに車掌さんと空間を泳いで遊んでいた。すると突然、重力装置のスイッチがオンに! 当然の如く床にたたきつけられた鉄郎と車掌さん。しかも、不気味な足音が隣の車両から聞こえてくる…。気味悪がる3人は、事の真相を確かめるべく“999”に聞いてみるが、車内に3人以外の生命体反応はないという。一体誰がスイッチを入れたのか、そしてあの足音の主は…!?(第1話)▼先のマカロニグラタン惑星で、親指ほどの大きさにされてしまった鉄郎とメーテル。彼らが“999”の窓から外を眺めていると、なんと“999”がもう一台走っている!? と突然、鉄郎たちの体が元の大きさに戻った! まずはめでたしめでたし…なのだが、外を走る“999”は一体何? 鉄郎が双眼鏡でのぞいてみると、向こうの“999”にはメーテルと少年が乗っている。おそらくワープの関係で時間が絡まり、自分たちの過去か未来の姿ではないかと鉄郎は推測するが、こんな劇的なシーンをメーテルは見たくないと言う。仕方なく鉄郎はブラインドを下げるのだが、そんなとき、“999”に異常事態発生! 隣を併走する“999”と激突してしまった!(第3話) ●その他の登場キャラクター/“999”のウェイトレス・メタルメナ(第6、7話) ●その他のデータ/登場する惑星=生命体の星・ステイション13号(第1話)、大科学文明惑星・マカロニグラタン(第2話)、自由遊星ファントム(第3話)、アンドロメダ星雲最高の文明が栄えた星・モザイク(第4話)、常に揺れ続けている星・震動惑星(第6話)、たくさん物を食べる住人のいる星・たくさん星(第7話)
銀河鉄道999 13 (ぎんがてつどうすりーないん013)
銀河鉄道999 13
▼第1話/砂の海のロンメル▼第2話/絶対機械圏(マシンナーズ・エリア)▼第3話/マグネット駅の一族▼第4話/かげろう気流▼第5話/ボルカニックの弟子 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/砂だらけの惑星・砂漠のキツネに降り立った“999”。星全体が砂のこの惑星は、砂の海の上に建物が浮いているよう落ち着かない。おまけに料理はすべて砂だらけで、シャワーをひねると砂が流れてくる始末。仕方なく鉄郎とメーテルは早々にベッドに入る。すると何者かが窓の隙間から鉄郎のカバンを盗み出した! 思わずメーテルの制止を聞かずに外に飛び出した鉄郎は、砂の中から伸びた手によって地中にひきこまれてしまい…(第1話)。▼青くてきれいなガス(粒子)でできたトンネルに入った“999”。ガスはどんどん深くなり、ついには車内にまで粒子が入ってきて1メートル先も見えなくなってしまった。そんな状態で“999”は次の惑星に到着する。その惑星は、地面から光の粒子が絶え間なく吹き出して霧に包まれているため、あたり一面がキラキラと輝きサングラスなしではいられないほどだった…。例のごとく、食料を求めて外に出た鉄郎。しかし、あまりにも視界が悪いために思わず転倒、頭を打ってしまう。薄れゆく意識の中で、メーテルが“かげろう”に似たインセクター(動物から進化した生物)にさらわれていくのを見るが、体が動かない…(第4話)。 ●その他のデータ/登場する惑星=砂だらけの星・砂漠のキツネ(第1話)、機械人間の星・機械砦(第2話)、磁力の強い星・マグネット(第3話)、光の粒子に包まれた星(第4話)、ボルカニック教授の住む変わった星・惑星アレイ(第5話)
銀河鉄道999 14 (ぎんがてつどうすりーないん014)
銀河鉄道999 14
▼第1話/ブルーメロンの決闘▼第2話/コスモワイン▼第3話/自分以外全部バカ学博士▼第4話/故障時計▼第5話/終着駅 ●主な登場人物/星野鉄郎(機械の体を手に入れるためにアンドロメダを目指す少年)、メーテル(鉄郎とともに“999”で旅をする謎の女性) ●あらすじ/食料補給のために惑星・ブルーメロンに立ち寄った“999”。ここは直径が100メートルもあるスイカが“海の畑”にゴロゴロと浮いている、食べ物が充満した豊かな星だ。しかし、突発的な爆発の余波で鉄郎は“999”から落っことされてしまう。危ういところを、スイカ畑の主である生身の体の青年に助けられる。聞けば、彼は誰にも支配されない自給自足の生活を送るために、支配者階級の機械化人間と戦っているのだという…(第1話)。▼もうすぐ終着駅・惑星大アンドロメダに到着する“999”。しかし、これでメーテルたちとの旅が終わるのかと思うと、鉄郎の心は深く沈んでいった。そんなとき、鉄郎は1冊の分厚い本を渡される。それは、自分のなりたい機械の体を選ぶためのカタログだった。通過駅「予約カタログ」を通りすぎる33分30秒の間に決めなければならないという…。しかし、長い旅の間に機械の体になることがよいことなのかが分からなくなった鉄郎は、どうしてもカタログを開くことができない。刻々と迫るリミット…。さんざん悩み抜いた末に鉄郎が出した結論は…(第5話)。 ●本巻の特徴/旧作はこの巻で終了し、次巻から現在ビッグ・ゴールドで掲載されている第2部となる。 ●その他のデータ/登場する惑星=食べ物が充満した星・ブルーメロン(第1話)、ワインの雨が降る星・コスモワイン(第2話)、市長ギロチーニョが治める星・ストリップキング(第3話)、時計仕掛けの星・十七石(第4話)、アンドロメダ大星雲の中心にある機械化人間のユートピア・惑星大アンドロメダ(第5話)
銀河鉄道999 15 (ぎんがてつどうすりーないん015)
銀河鉄道999 15
●あらすじ/鉄郎とメーテルのアンドロメダへの旅から1年。メーテルが地球に戻ってきた。目的はひとつ。鉄郎を再び“999”の旅へと連れ出すために…。メーテルが降り立った地球は、機械化人間が支配した時代が終わり、一見きらびやかで平和を取り戻したかのように見える。しかし、見渡す限りの人工構造物、花も木もレプリカと、地球上からはすべての自然が消えていた。そんな地球の奥深く、地表にすべての熱気を奪われ氷の世界となった地底に鉄郎はいた…(第1話)。▼再び“999”で宇宙の大海原へと旅出った鉄郎。そこで鉄郎は、この1年間で起こった地球のことをメーテルに説明する…。アンドロメダが消滅し、機械化人間の支配が終わった地球は自由を取り戻した。しかし、いつの頃からか姿を見せない謎の支配者が登場した。彼は、人々には充分な食べ物を与え、日々の生活を謳歌させることによって、人間の気力や抵抗する力をなくし、すべての政策に賛成させ、思いどおりに地球を改造していったのだった(第2話)。 ●本巻の特徴/アニメ化もされ、一世を風靡した超人気作品の続編。地球上からすべての自然を追放した謎の人物と戦うため、鉄郎は再び“999”で旅に出る。 ●その他の登場キャラクター/冥王星シャドウホテルの総支配人・シャドウ(第2話)、ガラスの身体を持つ女性・クレア(第3、4話)、空間女性戦士・スペースグレネイダー(第4話)、キャプテン・ハーロック(第4話) ●その他のデータ/登場する惑星=地球(第1話)、氷で覆われた迷いの星・冥王星(第2、3話)、温泉が湧く緑あふれる星・ブライトリングファイアフライ(第4話)、信念に殉じて生きる人々の星・テクノロジア(第5話)
銀河鉄道999 16 (ぎんがてつどうすりーないん016)
銀河鉄道999 16
●あらすじ/大テクノロジアの総責任者・ノアの家を訪れた鉄郎とメーテル。そこは、太陽系を中心とした防空司令部の中枢だった。ノアはそこでずっと宇宙を監視しているのだという。鉄郎はノアから「君がいる限り、人類の未来は心配ない。誰かが覚えている限り、人は死んだことにならない」と教えられる(第1話)。▼“999”は『ホエギョの星』に到着する。青い大気に覆われたこの星には、吠える魚“吠え魚(ほえぎょ)”が住んでいるのため、このように呼ばれていた。果実が豊富に採れ、空気も綺麗な『ホエギョの星』。しかし、この星から先は、何も物資が手に入らない宇宙の未踏査地帯に入るのだった。そんなとき、テクノロジアの西岡から、なんと太陽が爆発したという連絡をメーテルが受ける(第2話)。●本巻の特徴/何者かが手を加えたために、太陽が爆発し地球は消滅してしまう。戻るところがなくなり、嘆き悲しむ鉄郎をハーロックが勇気づける。●その他の登場キャラクター/キャプテン・ハーロック(第2話)、無慈悲な女性空間騎士・ヘルマザリア(第3話)、勇敢な女性騎士・エメラルダス(第7話)●その他のデータ/登場する惑星=信念に沿って生きる人々の星・テクノロジア(第1話)、吠え魚の住む星・ホエギョ(第2話)、トレーダー分岐点・ヘヴィーメルダー(第3話)、巨大な動物ワオの住む星・プラネタイガー(第4話)、昔の地球に似た星・普通の星(第5話)、生まれることができなかった子供たちが住む星・静かな夢(第6話)、生身の人間と機械化人間の両方が住む星・メタ・ブラディ(第7話)●その他のデータ/登場する戦艦=宇宙戦艦ヤマト、アルカディア、超時空戦艦まほろば、クイーン・エメラルダス号
銀河鉄道999 17 (ぎんがてつどうすりーないん017)
銀河鉄道999 17
●あらすじ/鉄郎は悩んでいた。自分は今まで敵と戦うとき、相手にも家族や友人がいるということを考えたことがなかった。しかし、かつて鉄郎と戦って亡くなったヘルマザリアの子供たちに会ったことによって、罪の意識に苛まれるのであった(第1話)。▼“999”は、光と闇の世界の境界線を走っている。有機生命体である鉄郎たちの世界が光、そして、無放射能の夢のエネルギー源・ヘリウム3で出来ている生命体・メタノイドの世界が闇だとメーテルは言う。メタノイドは自己完結型の完全金属人間で、自分でエネルギーを自己発生できるので、光は必要ない。そして、メタノイドにとっては、動物や植物、特に花を咲かせる植物光に恵まれた世界の自然そのものが有害な存在なのだと言う…(第2話)。●本巻の特徴/闇の世界を司るダークィーンの影が鉄郎の前に姿を現わす。すべてを闇で覆い尽くすダークィーンの目的とは…?●その他の登場キャラクター/キャプテン・ハーロック(第1、5話)、ガラスの体を持つ・クレア(第5話)、闇の宇宙すべてを司るダークィーンの影(第5話)●その他のデータ/登場する惑星=自転速度が恐ろしく速い星・考える星(第1話)、有機生命体の火龍が住む星・火龍(第2話)、ふたつの星がぶつかりあう星・二重惑星ギロチーヌ(第3、4話)、聖母騎士(ヘルマザリア)の巨大なモニュメントのある星・ヘルマザリア(第5話)
銀河鉄道999 18 (ぎんがてつどうすりーないん018)
銀河鉄道999 18
●あらすじ/鉄郎とメーテルがたどり着いた星は惑星“グロテスカ”。青くて綺麗な星なのだが、時空の壁にさえぎられた亜空間にあるため、999に食料が転送できなくなってしまう。「食い物がない!?」と鉄郎は焦るが、幸いグロテスカはイモや果物に恵まれた星であった。しかし、食べることには困らないはずのこの星の住人たちはどういうわけか、みな痩せ衰えていて、なかには栄養失調で倒れる者までいるのだった。「どうして?」と鉄郎は不思議に思うのだったが、実はこの星の作物は、宇宙法によって、全てグロテスカを訪れる旅行者たちの物と決められていたのだ。「食べなきゃ死ぬよ!! 死んだら未来も夢も消えるよ!!」と説く鉄郎。とその時、宇宙から巨大な隕石型ミサイルが落下!! この星の自然を消そうとする闇の支配者・ダークィーンからの攻撃であった。(第1話)●その他の登場人物/ キャプテン・ハーロック(アルカディア号の艦長)、エメラルダス(クィーン・エメラルダス号の艦長である勇敢な女性騎士)●その他のデータ/登場する惑星=豊かな食料にもかかわらず飢える星・グロテスカ(第1話)、昔の作曲家の子孫が住む星・シューベルト(第2話)、精霊が住む井戸が無数に存在する星・精霊の無限井戸(第3話)、海賊たちの本拠地・惑星海賊星(第5話)、快楽に身を任せる人々が住む星・ユルンダラーン(第6話)、たび重なる地下軍事実験によって爆発の危機にある星・クルミナイト(第7話)
銀河鉄道999 19 (ぎんがてつどうすりーないん019)
銀河鉄道999 19
▼第1話/蟷螂の斧、修羅の涙1▼第2話/蟷螂の斧、修羅の涙2▼第3話/惑星アフロダイテ▼第4話/プラズマ伝説(レジェンド)1▼第5話/プラズマ伝説(レジェンド)2▼第6話/惑星大アマゾン・命の讃歌●登場人物/星野鉄郎(地球を支配する闇の支配者と闘うために、光の大惑星エターナルへ旅する少年)、メーテル(鉄郎とともに999で旅をする謎の女性)、カノン(999の構造部品のひとつである電子妖精)、車掌さん(999の車掌さん)●あらすじ/旅を続ける999の次の停車駅・マンムートスユートピアが消滅しており、さらに巨大な武装艦が後方から接近! 「メタノイドか!?」と999の車内に緊張が走るが、武装艦は伝説の宇宙戦艦ヤマトであった。しかし、ヤマトはすべての航海灯を消し、臨戦態勢をとっており、緊急事態に備えているようであった。「たぶん…マンムートスユートピアの消滅に関係が」。と、その時、999の前方に巨大なエネルギー反応が! なんとヤマトが長い沈黙を破り、あの波動砲を発射したのだった!!(第1話)●その他のデータ/登場する惑星=議会での決定が絶対的な力を持つ惑星アフロダイテ(第3話)、プラズマが渦巻く惑星クロスファイア(第4話・第5話)、大森林が星の表面をおおう惑星大アマゾン(第6話)
銀河鉄道999 20 (ぎんがてつどうすりーないん020)
銀河鉄道999 20
●あらすじ/999の次の停車駅は、水に恵まれた星「ウォーターヘブン」。ここへ来れば、年老いた人も、重い病の人も元気になると伝えられている。気力とエネルギーが充満する希望の惑星だけに、人の往来も激しく、スケールの大きな宇宙船もやって来る。その中に、パラサイト星系の戦艦ヒルノートもあった。艦長ジェラシアスは、鉄郎とメーテルを前に「旧式なボロ列車で来たのはお前たちか?」と聞き、999をこきおろす。メーテルはそれに反論し「999が発車した後を追って、追い越してごらん」と挑発した。怒ったジェラシアスは追い越すどころか、999を破壊すべく砲を向けるが…(第1話)。●本巻の特徴/上記の惑星「ウォーターヘブン」の他、住民がとても短気なうえ、武力を至上の神とする惑星「殺気怒気疑い」(第2話)、停車時間は3分33秒が限界という毒に満ちた大気の星「ポイズン」(第5話)、環境は地球にそっくりだが、進化を遂げた爬虫類が住人という惑星「ティラノサウルス」(第6話)、近くの星も物体も何もかも引き寄せ、飲み込んでしまう惑星「パラサイト」(第7話)、恐竜と人間が共存する星「永遠の友情」(第8話)などに999は停車。キャプテン・ハーロックやエメラルダス、宇宙戦艦ヤマトなど、松本作品でおなじみのキャラクターも登場●その他の登場人物/キャプテン・ハーロック(アルカディア号の艦長)、エメラルダス(クィーン・エメラルダスの艦長である、勇敢な女性騎士)
最終巻
銀河鉄道999 21 (ぎんがてつどうすりーないん021)
銀河鉄道999 21
●あらすじ/次の停車駅は、この宇宙の中心で一番大きな始発駅「運命(ディスティニー)」。銀河鉄道株式会社の本社もあるこの駅をめざし、発着する列車が雨のように降り注ぐ光景はまさに圧巻。だが、不思議なことに999号専用ホームには誰の姿も見えない。車掌いわく「始発駅から999に乗る人は、過去にも現在にも未来にもいない」とのこと。メーテルに促されホームに降り立った鉄郎だが、そこにはエメラルダスに似た雰囲気の女性が待ち受けていて…(プロローグ1)。●本巻の特徴/ 画業50周年を迎えた作者が、21世紀へのメッセージをこめて綴った新シリーズ「銀河鉄道物語」を収録。銀河鉄道全線を統括する女性・レイラが、鉄郎に見せた涙の意味とは? スペースパンツァーグレネイダー(SPG・空間装甲擲弾兵)を目指す少年・有紀護たちを待つ運命とは…!?●その他の登場人物/レイラ・ディスティニー・シュラ(銀河鉄道空間軌道の全てを管理する女性。生物や惑星の運命を見る能力を持つ)、キャプテン・ハーロック(アルカディア号の艦長)、有紀蛍(有紀家の長女。ハーロックの下で旅する)、有紀護(蛍の弟。SPG志願の少年)、有紀学(護の弟)、トチロー(本名・大山敏郎。アルカディア号の無限大自由次元頭脳となった)、大山昇太(トチローの息子。タイタン生まれ)、アリア・ヴィーナス(金星生まれの女性)、エメラルダス(クィーン・エメラルダスの艦長である、勇敢な女性騎士)