BABEL

シリーズ完結
BABEL 1 (ばべる001) / 重松 成美

シリーズ作品

BABEL 2 (ばべる002)
BABEL 2
電子書籍全盛の近未来、紙の本はアンティークと呼ばれる時代??幼き日のあやまちによって父を失ったオレッセンは、父を求め、父の夢見た『書』を復元すべく、ビブリオテック(電子図書の仮想空間)で働きだす。だが、そこで彼を待ち受ける異変…!突如現れた、妖しくも美しい青年・フェランが導くオレッセン覚醒の鍵となるのは、未だ彼がとらわれ続ける『父に伝えられなかった想い』。「森羅万象を語る書は、きみの本だ。」覚醒したオレッセンに迫るフェランの目的は。古今東西あらゆる本にかかれ、あらゆる情報がネットワーク上でつながった結果、姿を現した、『本に重ね合わされた、もうひとつの位相』。そこで語られるメッセージを、果たしてオレッセンは読み解くことができるのか。発端となった父の失踪、父が造ったビブリオテックで増え続けるパランセプト、父が研究していた古写本を守る謎の教団、フェランをあやつる科学者、そして、白昼夢の中でオレッセンに呼びかける声…光……謎がからまり合い、オレッセンを中心に重なり合い、ひとつの像を結ぼうとしている??!!なお、本巻帯にはSF・ファンタジー漫画の大家、萩尾望都氏による推薦コメントを予定。【月刊IKKI掲載分のうち、folio4〜12を収録】
BABEL 3 (ばべる003)
BABEL 3
電子書籍全盛の近未来、全ての「知」は電子化され 「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている、そんな時代。 ビブリオテックの創設者、主人公・オレッセンの父には、 ネットワーク上で古今東西すべての書物を組み合わせた 世界書物=『森羅万象が響き合う書』を甦らせる夢があった。 神話の時代に存在した『書』には、この世のすべてが書かれ、 この世界に豊穣と破壊をもたらす強大な力を持っていたという。                        だが、幼いオレッセンによって夢は断たれ、父は失踪する。 尊敬する父を失ったオレッセンは、父の夢をひきつぐため ビブリオテックの中枢へと乗り込んでいく。                                              一方、ビブリオテックでは近年異変が頻発していた。 「パランセプト」と呼ばれるバグが止まらない。 それは、ビブリオテック最深部で再構築されつつある『書』に関係するのか? 『書』を守護する「教団アセファル」協力のもと オレッセンは情報=記述の海へダイブする??!!                           …さらにその一方で、『書』の存在を知ったユーロ・パリ政府中枢部は その強大なエネルギーを手中にすべく暗躍していた…                           【月刊IKKI掲載分のうち、folio13〜19を収録】
BABEL 4 (ばべる004)
BABEL 4
神話の時代、この世のはじまりを写しとった一冊の「本」があった。 『書』=トゥ・モンドと呼ばれたそれは強大な力を秘めており、それゆえバラバラにされ、 世界のあらゆる書物の中に断片として隠され、散り散りとなった…                伝説を信じて『書』の復活を夢見た父と、彼を慕う主人公・オレッセン。                        時は電子書籍全盛の近未来。 全ての「知」は電子化され「ビブリオテック(仮想電子図書空間)」で管理されている。                                 研究の末、『書』に飲み込まれ失踪した父を追い自らも研究者となったオレッセンは、 『書』の番人である教団アセファルの助けを借りて、ビブリオテックから『書』の深層にダイブする。 その深淵では、ある衝撃的な出会いが待っていた……!!                               一方、ユーロパリを中心に、電子書籍を通じた“『書』から現実世界へのコンタクト”も 頻発する。それは世界の秩序が崩壊するはじまりに過ぎなかった…!                                                            巻末に、小説家・三浦しをん氏による解説文を収録予定。                                   【月刊IKKI掲載分のうち、folio20〜26を収録】