罪に濡れたふたり

シリーズ完結
罪に濡れたふたり　1 (つみにぬれたふたり001) / 北川　みゆき

シリーズ作品

罪に濡れたふたり　1 (つみにぬれたふたり001)
罪に濡れたふたり　1
二度と会うはずのない出会いが、偶然つれてきた恋。けれどそれは決して実らない禁断の果実。傷心旅行のローマで、19歳の女子大生・香純（かすみ）が出会った日本人の男のコ。名前も知らない彼に惹かれ、一夜の愛を交わした香純。だが運命のいたずらは、彼が由貴（よしき）という名の弟であると告げるのだった！
罪に濡れたふたり　2 (つみにぬれたふたり002)
罪に濡れたふたり　2
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　3 (つみにぬれたふたり003)
罪に濡れたふたり　3
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　4 (つみにぬれたふたり004)
罪に濡れたふたり　4
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　5 (つみにぬれたふたり005)
罪に濡れたふたり　5
“２人は姉弟じゃないかもしれない…!?”　そんな２人の願いも儚く消え、ついに由貴との別れを決意する香純。けれど離れようとすればするほど、忘れようとすればするほど、香純の心は由貴でいっぱいになってゆく──。ちぐはぐな想いを持て余し、母親のいるＮ・Ｙ（ニューヨーク）へと向かった香純。ところがひとり降り立った地は…!?
罪に濡れたふたり　6 (つみにぬれたふたり006)
罪に濡れたふたり　6
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　7 (つみにぬれたふたり007)
罪に濡れたふたり　7
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　8 (つみにぬれたふたり008)
罪に濡れたふたり　8
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　9 (つみにぬれたふたり009)
罪に濡れたふたり　9
女子大生の香純（かすみ）が、旅先のローマで出会った日本人の男の子。名も知らぬ彼と、一夜の愛を交わしたが、運命のいたずらか、その男の子は…!?
罪に濡れたふたり　10 (つみにぬれたふたり010)
罪に濡れたふたり　10
“うんざりだ”受話器から聞こえてきた弟・由貴の言葉に衝撃をうけ、次第に壊れてゆく香純。それを利用し、簾はついに自分との結婚を、香純に承諾させる。けれどその当日、教会に現れた由貴は、香純に向かって、“うんざりするほど、香純を愛してるよ”と、告げるのだった。その言葉に香純は・・・!?
罪に濡れたふたり　11 (つみにぬれたふたり011)
罪に濡れたふたり　11
今度こそ、2人だけのどこでもない場所に2人だけで行こうーー。由貴（よしき）の言葉のままに、2人でビルの窓から飛び降りた香純（かすみ）。奇跡的に助かったものの、由貴の意識は戻らないまま。そこに由貴の元恋人・恭子（きょうこ）が現れ、心中をはかろうとする。一方2人の母親・由香（ゆか）も、2人をなんとか引き離そうとして!?
罪に濡れたふたり　12 (つみにぬれたふたり012)
罪に濡れたふたり　12
どんなに愛してたってこの関係は、誰からも認められない。由貴（よしき）ーー私の愛する人。結婚も子供もあり得ない。だって彼は血の繋がった弟。それでも、互いへの想いは薄れることすらなく、誰もーーたとえ母親でさえも私達を引き裂くことはできなかった。けれど今、私の中に芽生えたこの想いは一体…!?
罪に濡れたふたり　13 (つみにぬれたふたり013)
罪に濡れたふたり　13
“愛し過ぎて、一緒にはいられないーー”と、由貴のもとから姿を消した香純を追いかけるため、病院を飛び出した由貴。けれど手術直後の体ではそれも叶わず、由貴はひとりNYに残される。一方、日本に帰国した香純は、もはや逃げることすら叶わない程、自分が由貴に囚われていたということに気づき…!?
罪に濡れたふたり　14 (つみにぬれたふたり014)
罪に濡れたふたり　14
ふたりの間に距離ができればできる程、あなたに囚われている自分に気づかされる。“由貴”ーー私の愛する人。姉弟と知りながら求め合ったあの日から、私達にとっては、共に罪を犯すことこそが運命。私を強く抱きしめて。あなたに縛りつけて離さないで。もう二度と、“地獄”に堕ちることのない様に。
罪に濡れたふたり　15 (つみにぬれたふたり015)
罪に濡れたふたり　15
幾多の障害から逃れ、ついに2人で暮らし始めた香純と由貴。けれど互いが互いを大切に思えば思うほど、“姉弟”という現実が、叶うことのない“夢”を打ち砕いていく。そして2人の母親・由香と、由貴の戸籍上の妻・恭子の妨害が、2人の心をさらに消耗させていくのだった。そんな時、香純のもとに…!?
罪に濡れたふたり　16 (つみにぬれたふたり016)
罪に濡れたふたり　16
愛すれば愛するほど、2人の距離は遠くなる。近づけば近づくほどに、決して私とあなたには手に入らないものを思い知らされる。それでも由貴ーーあなたのすべてが欲しいと思う私は、弟を愛することをやめられない私は、罪深いだけの存在なのでしょうか？　ただひとりの男をーー愛しただけなのに。
罪に濡れたふたり　17 (つみにぬれたふたり017)
罪に濡れたふたり　17
あなたを愛した時から、オレにはもう、あなた以外に欲しいものはない。姉弟だという事実でさえも、あなたへの想いを止める枷にはならないのだから。けれど香純ーーこのオレの強すぎる想いが、あなたを苦しめているのだとしたら、あなたを怯えさせているのだとしたら、オレはーーどうすればいい？
最終巻
罪に濡れたふたり　18 (つみにぬれたふたり018)
罪に濡れたふたり　18
生き別れていた僕らが、他人として出会い愛し合ったあの日ーー今日という日の結末を、一体誰が知り得ただろう。姉弟としての再会よりも、恋人として共にいることを選んだ僕らを、人は罵り嫌悪した。けれどーーもういい。僕らは2人だけの世界で、永遠に愛し合うと誓ったのだから…。衝撃の完結巻!!