哲也〜雀聖と呼ばれた男〜

シリーズ完結
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（１） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ001) / さいふうめい（原案）/星野泰視（漫画）

シリーズ作品

哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（１） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ001)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（１）
勝負の世界でしか生きられない人々がいる。人は彼らをギャンブラーと呼ぶ……。「雀聖（じゃんせい）」蘇る!!　伝説の勝負師、無頼作家・阿佐田哲也（あさだ・てつや）の青春！　昭和20年??終戦。16歳の哲也は生きる希望を見失うが、博奕場の真剣勝負を体験することで気力を取り戻す。もっと強くなりたい！ もっと勝負がしたい！ そんな哲也は運命の糸に導かれて、進駐軍の米兵が支配する横須賀の裏通りに向かった。命をやり取りする闇麻雀の世界で、駆け出しの“坊や哲”は生き残れるのか……。
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（２） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ002)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（２）
今の俺なら……誰にも負けねえ！　横須賀を去り、哲也（てつや）が新たな勝負の舞台と定めたのは新宿。順調に勝ち進んでいたかに見えた哲也の前に、一人の男が現れた。「おめえのは所詮（しょせん）昼間の麻雀だ。“遊び”なんだよ」。玄人（げいにん）の“力”が哲也を打ち砕く??。強くなりたい!!　師匠・房州（ぼうしゅう）から様々な技を吸収する哲也は、真のギャンブラーとして目覚めはじめた。
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（３） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ003)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（３）
新宿で、師匠である房州（ぼうしゅう）とコンビ打ちをはじめた哲也は、負けしらずの快進撃を続けていた。怖いものなどなにもないと思っていた哲也だが、ある日、房州がサイ振りをしくじってしまう。「俺の頂点（ピーク）はおわった」。突然ツキを失った房州を気遣いつつ、その勝負で天性の強運を発揮した哲也。「もう教えることはなにもない」。そう告げて房州は新宿を去っていった。また一人になった哲也はいつしかこう呼ばれるようになる??“坊や哲”と。
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（４） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ004)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（４）
新宿にその人ありとうたわれる凄腕の玄人（バイニン）、その名も“坊や哲”!!　そんな哲也（てつや）の前に、新たなる敵が忍び寄る……。「俺には牌（はい）が透けて見えるんだよ……」　死神のような姿となり、新宿最強となった哲也の前に現れた旧友・印南（いんなみ）。その百発百中のガン牌が、哲也を窮地に陥れる!!
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（５） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ005)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（５）
声と引替えに天から強運を授かった女雀士“不死身のリサ”と、坊や哲のコンビは、連戦連勝の快進撃だった。だが、とある男を見かけた途端、突然リサの力が消えた！　「玄人（バイニン）ってのは、落ち目の奴の逆を行くんだ……!!」　リサの勘を信じず、自力で勝ちを呼びよせた哲也は、リサとのコンビを解消する。東京の賭場（とば）で出入り禁止をくらうようになった哲也とダンチは、千葉まで遠征することに。その賭場で哲也は、思わぬ男と再会した!!
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（６） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ006)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（６）
“ドラ爆の鷹”に一矢報いるため怒りの哲也、立ち向かう。“裸になってもらうぜ……おっさん??！”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（７） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ007)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（７）
賭場を荒らすダンチに哲也が一局勝負を申し入れた。“やってやろうじゃねえか坊や哲??！！”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（８） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ008)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（８）
“見つかったんや……俺の型（フォーム）がよ──！！”久しぶりに再会した近藤は不敵な笑みを浮かべ哲也に挑む──！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（９） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ009)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（９）
“こんな幸せな気持ちが途切れるわけねえじゃねえか──！！お前は俺の……女神だ！！”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（10） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ010)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（10）
哲也が請け負った“雀荘掃除”。待っていたのは最強コンビ！！ “この人達、人の心が読めるんだから……”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（11） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ011)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（11）
“あいつに喰いつかれたら逃げられねえ……。 ”勝てば刑務所、負ければ文無し！ 玄人殺しの銭亀登場！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（12） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ012)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（12）
哲也は幼なじみの小夜子と再会。 “ヤミテンの鎌田”に寄り添う小夜子は哲也の敗北を宣告！！ “てっちゃんは……勝てないよ……。”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（13） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ013)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（13）
寺の中は、治外法権、デカイ博奕（ばくち）も、し放題──！！ 人里離れた山寺で哲也は坊主と麻雀勝負！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（14） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ014)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（14）
哲也は、行きずりの女の代打ちとして密輸団の頭目・小龍（しょうりゅう）との麻雀勝負を引き受ける。 哲也が負ければ女は女郎に！！ “私の命……あなたに預けます……。”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（15） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ015)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（15）
流行（はや）らぬ雀荘を１人で守る姉。 玄人（バイニン）気取りの弟は借金増やす疫病神。 姉弟で店を賭けての麻雀勝負！！ 負けられない姉は哲也にコーチを依頼する。 “お願いです。私に麻雀で勝てる方法を教えてください！！”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（16） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ016)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（16）
津軽を越えて函館へ！　“長かった旅もこれで終われる……。函館であいつに会えれば……！！　”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（17） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ017)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（17）
力を求め、日本を呑み込まんとするドサ健！　哲也の首を狙って姿を現す、四天王の脅威！！　ついに出会った哲也とドサ健…無頼への欲求、支配への欲望！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（18） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ018)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（18）
奄美のハブを倒した哲也の前に現れた、次なる四天王は双子の美女。新宿を賭けた大勝負が始まる！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（19） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ019)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（19）
”上野の代打ちがユウさんだってのか‥‥！！　新宿を売りやがったのかよ　ユウさん！！”新宿　ｖｓ　上野（ノガミ）の対決収録。
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（20） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ020)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（20）
上野（ノガミ）のドサ健の本拠地へ乗り込んだ哲也の前に、かつて房州と死闘を演じた伝説の玄人が立ち塞がる！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（21） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ021)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（21）
四天王最後の男・神保！　哲也と房州、神保とドサ健、玄人たちの生き様が、今、卓上に交錯！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（22） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ022)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（22）
房州と神保、哲也とドサ健、二世代に渡る玄人頂上決戦の序盤、哲也が完全に流れをつかむ！　‥しかし眠れる獅子・ドサ健は不敵な笑みを浮かべ‥‥！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（23） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ023)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（23）
客は金を張り、芸者は体を張る。「紫水荘」裏名物・芸者麻雀！！　“この勝負‥お受けします。”
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（24） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ024)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（24）
この気の流れ‥‥。今　正に私の両の手の間を──龍脈が通ず‥‥！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（25） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ025)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（25）
俺は彦根一の玄人、一トン爆弾のリキ！！　俺の胃袋はな‥‥琵琶湖並みだぜ！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（26） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ026)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（26）
我々ゴールドマン一族は有り余る金を持ってる。　‥‥さァ　始めよう　我々とギャンブルを！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（27） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ027)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（27）
人を探してんだよ‥‥。　かつて“七色ローズの瞳”と呼ばれた女をよ！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（28） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ028)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（28）
打倒・満鉄を目指す康平を励ます大善。かつて新宿の玄人だった大善は「坊や哲」から学んだある哲学を康平に授ける‥‥！！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（29） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ029)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（29）
勝っても負けても笑ってやがる‥。こいつ　只のガキじゃねえ、れっきとした玄人だ！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（30） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ030)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（30）
新聞記者の真琴が迷い込んだヤバい賭場で、彼女を助けるために打つ事になる哲也。敵は四人、一人は哲也を見張り、三人はやりたい放題。哲也はこの状況を打破できるのか‥！？
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（31） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ031)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（31）
「相手を気持ちよ〜くさせて、ギリギリで負けるんだ！」　長崎で新聞記者になった哲也（てつや）に命じられた初の大仕事は“接待麻雀”！　絶対に「勝ってはいけない」大勝負が、今始まった！　はたして哲也は、ライバル社の大広告主・カステラ社長を気持ちよ〜く勝たせることができるのか!?
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（32） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ032)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（32）
「だったら勝負しようじゃねえか、真琴（まこと）を賭けてな!!」　先輩記者・真琴の結婚相手が、じつは玄人（バイニン）だと知った哲也（てつや）は、真琴を取り戻すため“神前麻雀”に挑む!!　真琴を、そしてお世話になった長崎盛り場新聞を救うことは出来るのか!?　そして哲也は大牟田（おおむた）へ。その炭鉱の奥底で、哲也はドサ健の幻影と出会う！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（33） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ033)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（33）
大牟田（おおむた）の炭鉱にひとり引きこもる、３年半無敗の元海軍中尉・白水（しろうず）。彼は相手の心音を聞きとり、心まで読み取ってしまう、極限まで研ぎ澄まされた「勝負勘」の持ち主だった！　ツバメ返しさえもが通用しない強敵に、全てを懸けて哲也（てつや）が挑む！　そして哲也は己の心の闇から抜け出すため、特攻の町、知覧（ちらん）へ。そこでは戦った挙げ句に死ぬ、空前絶後の“特攻麻雀”が行われていた！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（34） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ034)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（34）
「始めるぞ。命懸けの勝負を！」　元特攻隊員・醍醐（だいご）との壮絶な死闘！　治外法権の米軍基地、負けたら本当に死が待っている“特攻麻雀”で、哲也（てつや）はあの日、ドサ健に負けた本当の理由を知る!!　己の限界を踏み越えたとき、哲也は本当の玄人（バイニン）となった!!　さあ帰ろう、新宿へ??。
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（35） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ035)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（35）
「あんたらに見せてやるぜ。俺達の新時代の麻雀をな！」　麻雀新時代を切り拓くため哲也（てつや）とダンチに牙を剥（む）く、ダンチ新撰組の白銀（しろがね）＆黒土（くろつち）！ “双方向（デジタル）麻雀”を駆使する若武者コンビの猛攻が、新宿最強コンビを追いつめる??!!
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（36） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ036)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（36）
「どんな味がすんのかな？　坊や哲の夢は……」人の夢を喰らう幻術玄人（バイニン）・夢喰らいのバク！　彼は催眠術まがいのトリックで、周囲を夢の世界へと引きずり込んでいく。その仕掛けを見事暴いた哲也（てつや）だが、対局中、突如意識を失ってしまう。哲也の体に何かが起こっている!?
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（37） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ037)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（37）
「普通じゃねえ……俺の体にいったい何が……」　なんの前触れもなく突如意識を失うという原因不明の病魔に冒された哲也（てつや）。その身に爆弾を抱えながらも、哲也は人骨牌を作るという異能の牌（ハイ）彫り師・キバとの闘牌に挑む!!　そして哲也を襲う病名が判明。ナルコレプシー（突発性睡眠症）は当時の医学では治療法がないとされていた。玄人（バイニン）、廃業??!?
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（38） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ038)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（38）
「今夜中に、あんたは俺と打（ぶ）たなきゃなんねえんだよ。今日が親父の命日だからだよ」　傷つき当てもなく乗り込んだ夜汽車の中で、哲也（てつや）とダンチが出会ったのは房州（ぼうしゅう）の息子・中（あたる）！　房州の弟子・哲也と息子・中の骨肉の闘牌がはじまる！　父を凌駕（りょうが）する技を武器に頂点に駆け上がろうとする中と、病魔に冒され頂点（ピーク）を過ぎた哲也。過酷すぎる勝負に根をあげるダンチに勝負師の言葉が叩きつけられる。「辛くねえ博奕（ばくち）のどこが面白いんだ」
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（39） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ039)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（39）
伝説の玄人（バイニン）であり、哲也（てつや）の師匠である房州（ぼうしゅう）の息子・中（あたる）との死闘を終えた哲也とダンチは、新宿へと戻ってきた。そんな時、今は神父となっていた元玄人・神保（じんぼ）が亡くなった。そこで哲也は、玄人なりの弔（とむら）い方、葬式麻雀を開催する！　旧友たちとの心温まる葬式に満足していたみんなだが、哲也が発作に襲われて眠り込んでいたときに、ダンチがニ人組の刑事に襲われて重傷に！
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（40） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ040)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（40）
「気を付けろ……お前の麻雀は全て解析（プロファイル）されてるんだ!!」　ダンチを病院送りにしたニ人組の刑事に、仇討ちに向かった哲也（てつや）を、“プロファイリング麻雀”の罠が待ち受ける！　窮地に立たされた哲也の元（もと）に乗り込んできたのは、捜し求めていたドサ健！　２年の刻（とき）を経て、再び卓上で激突する哲也とドサ健！　互いの運と力、そして魂をも喰らい合う、これぞ博奕（ばくち）打ちの究極の闘牌!!
最終巻
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（41） (てつやじゃんせいとよばれたおとこ041)
哲也〜雀聖と呼ばれた男〜（41）
哲也（てつや）に敗れたドサ健は新たな金を作り、再度勝負を挑む！　開始された第２ラウンド、ヒラ場と読んだドサ健に対し、哲也の一打は積み込み・サマ場!!　サマかヒラか……どっちと読むかで勝負は決まる！　互いのすべてを懸けた勝負にいよいよ決着が!!　哲也伝説、万感のフィナーレ！