まことしやかに舞う花は

まことしやかに舞う花は (まことしやかにまうはなは) / 束原さき
内容紹介
この気持ちは、誰にも知られてはならない。だからせめて、お前を想って踊ろう。??昭和十六年。留学帰りの御曹司・颯太朗には、ずっと気がかりだったことがあった。それは、子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったこと。ちょっとした意地からだったが、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねるも、頑なに避けられてしまう。それには、別の理由があるようで……。好きな人と結ばれることが難しかった時代。必死に恋心を隠す、幼なじみ再会・恋愛譚。

シリーズ作品