千里眼事件〜悲劇の女性超能力者 実在した”貞子”の物語〜スキャンダルまみれな女たち

千里眼事件〜悲劇の女性超能力者 実在した”貞子”の物語〜スキャンダルまみれな女たち (せんりがんじけんひげきのじょせいちょうのうりょくしゃじつざいしたさだこのものがたりすきゃんだるまみれなおんなたち) / 時田かける
内容紹介
最恐のヒロインとして日本のホラー界に君臨する”貞子”には実在するモデルがいた??!! 明治41年、熊本県に河内嘉兼(かわちよしかね)と千鶴子(ちづこ)という互いに深く愛し合う幸せな若い夫婦がいた。しかし、夫・嘉兼が外地へ転勤になったことを契機に、二人の、いや千鶴子の運命はあまりにも大きく変貌していった。当時、世間では催眠術が大ブームだったのだが、姑のいじめから体調を悪化させた千鶴子が治療のために催眠療法を受けたところ、なんと彼女の秘められた千里眼(遠くのものや、隠されたものを見通す力)の能力が目覚めてしまったのだ。体の悪い部分まで正確に言い当てるようになった千鶴子の評判はたちまち遠く東京にまで轟き、超能力研究の第一人者・東大の福来友吉博士による実験・調査を受けることになる。しかしその裏で、千鶴子の能力を利用しようとする黒い思惑がうごめき、心ならずも嘉兼と離縁させられてしまった千鶴子は、底なしに深い悲しみと不幸の渦に飲み込まれていくのだった……。(※本コンテンツは合冊版「スキャンダルまみれな女たちVol.2-(2)〜特集/誰にも言えない私の秘密」の内容と重複しています。ご注意ください)

シリーズ作品