【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第七巻 わらしべ長者編

【フルカラー】「日本の昔ばなし」 単行本 第七巻 わらしべ長者編 (ふるからーにほんのむかしばなしたんこうぼんだい07かんわらしべちょうじゃへん) / トマソン
内容紹介
厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー393ページ5作品収録】『わらしべ長者』「ここを出て、初めにつかんだ物を持って、西に行け」と観音さまにお告げを受けた男は、お寺の階段で転んで、一本のわらしべをつかんだのだが…。『金をひろったら』一文無しの旅の男二人が歩いてゆくと、盗人に身ぐるみはがれた男と出会う。三人になった一文無しの男たち、金でも落ちていないかなあ。もしも大金を拾ったらどうすると話し始める。そのうちに、お前はケチだ、お前こそごうつくばりだと、拾ってもいない金のために、つかみ合いの喧嘩になってしまう。そこへやってきたのが、これまた金のない、止め男の浪人者。さて、その結末は?『運のよいにわか侍』ふとしたことから侍の着物を手に入れた若者が、町の剣道場に師範代として迎えられる。剣術の心得などなかったが、持ち前の運の良さで、誤解が誤解を呼び、いつしか周囲の者は、若者を武道の達人だと思い込む。こうして、次から次へと幸運が舞い込んでくる。すると道場内にそれをねたむ者が現れ、若者は、さわったこともない銃の腕前を見せなければならなくなる。破れかぶれで撃った銃の一発はとんでもない方へ向かって行った。『海幸彦と山幸彦』高天原の神さまの一族に、山幸彦と海幸彦という兄弟がいた。ある日、狩りと釣り、二人の仕事を一日だけ取り替えることにした。兄の釣り針を借りて、海辺で釣りをする海幸彦。ところが、魚に食いちぎられ、釣り針をなくしてしまう。釣り針をなくされた兄の怒りは収まらない。海幸彦が途方に暮れていると、一人の老人があらわれ、駕籠のような小さな舟をくれた。舟に乗り、海へ出ると、やがて、御殿が…。『閻魔さまの失敗』地獄の入り口・三途の川で、神主さんと軽業師と医者が出逢う。だが、正直者のこの三人 、地獄へ堕ちた理由が思い当たらない。閻魔さまに尋ねてみると、どうやら地獄へ来たのは手違いだったことがわかる。けれど、口の利き方が悪いとおこった閻魔さまは、三人を釜ゆでの刑にする。男たちは智恵と力を合わせ、閻魔さまの繰り出す危機また危機を乗り越えて、まんまとシャバへ 戻っていくのだった。※本電子書籍は個別販売中の作品を収録したセレクション版です。

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