蛇の辻

最終巻
完結
蛇の辻 (へびのつじ) / 上村一夫
内容紹介
城下に住む両親のもとを離れて、府外渋谷村に病弱な兄と住んでいる小雪。隣に引っ越してきた、北斎の弟子と名乗る米次郎が現れた事で、平穏だった小雪と兄の生活が乱され始める。米次郎と息の合った兄が元気になっていくのは良かったが、なぜか嫉妬を覚えた小雪は、自分の想い人が兄である事を告白してしまった。厳しく拒絶された小雪は、それでも家を出た兄の後を追い、米次郎の家で兄と米次郎が睦み合う姿を見て…。許されない愛の錯綜を描く長編。収録作「怨霊十三夜 その四夜〜蛇の辻〜」(一〜六)他に「怨霊十三夜 その九夜〜蝦蟇〜」の全7話を収録。

シリーズ作品