血の轍 1

完結
血の轍 1 (ちのわだち001) / 押見修造
内容紹介
「惡の華」「ハピネス」「ぼくは麻理のなか」「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」など、傑作を次々と世に送り出してきた鬼才・押見修造氏が、ついに辿り着いたテーマ「毒親」! 母・静子からたっぷりの愛情を注がれ、平穏な日常を送る中学二年生の長部静一。しかし、ある夏の日、その穏やかな家庭は激変する。母・静子によって。狂瀾の奈落へと! 読む者の目を釘付けにせずにはおけない、渾身の最新作!!

シリーズ作品

「血の轍」は、母親の恐ろしい行動や表情をリアルに描いており、読者を引き込んで離しません。実際私も引き込まれたんですが、それもそのはず、実は作者自身が思春期や親子関係に苦しんだ経験をもとにしている作品で、登場人物の感情や心理も深く掘り下げられています。

物語は静一の視点から描かれており、彼の記憶や主観が色濃く反映されています。自分の家族や思春期について考えさせられる漫画です。毒親や親子関係に悩んだことがある人はもちろん、そうでない人も共感できる部分があるのでオススメできる作品です!