ドロヘドロ 1

完結
ドロヘドロ 1 (どろへどろ001) / 林田球
内容紹介
▼第1話/カイマン▼第2話/ハングリーバグ▼第3話/悪夢の中のアイツ▼第4話/袋の中▼第5話/食事中はお静かに▼第6話/隣の町の魔法使い●主な登場人物/カイマン(魔法で爬虫類の頭に変えられた男。かけられた魔法を解こうとしている)、ニカイドウ(カイマンの友達で、食堂を経営している。武術の心得もある女)、藤田(相方とホールに魔法の練習に来て、カイマンに襲われる)、煙(藤田の上役。部下がカイマンに殺されたのが気に入らず、復讐を決意)●あらすじ/自分を醜い姿に変えた、憎むべき「魔法使い」を頭からバックリ!! 口の中にもう一人の人間を住まわせた謎の異形の男・カイマン。魔法使いたちに姿を変えられた時に記憶を失い、いまはただ連中を狩る日々を過ごしている。「口の中の男」が犯人を言い当て、元の姿に還れるその日まで…(第1話)。●本巻の特徴/ドアによって隔てられた2つの世界。「魔法使い」の世界の住人たちは、自らの魔法でドアを作り出して、もう一つの世界「ホール」にやって来た…!! 魔法使いによって、頭を爬虫類の醜い姿に変えられた男・カイマンが本来の姿を取り戻すため、友達のニカイドウと共に、魔法使い狩りに立ち上がる。対する魔法使いたちも反撃を企て…。スリルと混沌に期待が高まる第1集!●その他の登場人物/恵比寿(爬虫類の魔法を使う女。カイマンに顔を傷つけられた)、心(煙の雇った殺し屋。先輩格。何でもバラす)、能井(煙の雇った殺し屋。後輩格。こちらは何でも直す)

シリーズ作品

「ドロヘドロ」は、トカゲの頭になった男が自分の過去を探す話なんですが、とにかく面白いんです。グロいシーンや暴力シーンが多いんですが、それが逆に笑えます。キャラクターたちも個性的で魅力的で、友情や恋愛シーンもありうつ、 魔法使いという設定も斬新で、色々な魔法や謎が出てくるファンタジー感もいいですね。例えば、カイマンの本当の顔は何なのか?口の中の男は誰なのか?栗鼠という男とカイマンはどういう関係なのか? これらの謎が解けるにつれて、物語にどんどんハマっていきました。

この第1巻では、カイマンとニカイドウという女性がホールという街で暮らしている様子が描かれます。カイマンは魔法使いに噛みついて自分をトカゲにした犯人を探す一方で魔法使いたちからは狙われています。 特に、恵比寿という少女はカイマンに殺されかけたことで復讐心に燃えていて、カイマンと恵比寿の対決シーンは第一巻の見どころの一つです。