「ドロヘドロ」は、トカゲの頭になった男が自分の過去を探す話なんですが、とにかく面白いんです。グロいシーンや暴力シーンが多いんですが、それが逆に笑えます。キャラクターたちも個性的で魅力的で、友情や恋愛シーンもありうつ、 魔法使いという設定も斬新で、色々な魔法や謎が出てくるファンタジー感もいいですね。例えば、カイマンの本当の顔は何なのか?口の中の男は誰なのか?栗鼠という男とカイマンはどういう関係なのか? これらの謎が解けるにつれて、物語にどんどんハマっていきました。
この第1巻では、カイマンとニカイドウという女性がホールという街で暮らしている様子が描かれます。カイマンは魔法使いに噛みついて自分をトカゲにした犯人を探す一方で魔法使いたちからは狙われています。 特に、恵比寿という少女はカイマンに殺されかけたことで復讐心に燃えていて、カイマンと恵比寿の対決シーンは第一巻の見どころの一つです。