なぜか笑介(しょうすけ) 26

完結
なぜか笑介(しょうすけ) 26 (なぜかしょうすけ026) / 聖 日出夫
内容紹介
●あらすじ/中元商戦に向けて食3でも大忙しの毎日。高山は、本来は三条が担当するはずの明徳食品を花園さんに託した。この明徳食品は、無農薬の穀物で育てた家畜で作る、手作りのハムとソーセージが消費者に好評な会社だった。早速花園さんは明徳食品の社長に挨拶にでかけるが、社長は「女性と一緒の仕事はゴメン」というのだった。しかしかえって花園さんはこの仕事に意欲をみせ、会社に通い続ける。ある日、社長から手作りハムとソーセージとスモーク牛タンの詰め合わせが好評で追加注文が入ったが、原料が不足しているといわれた。そしてその原料を花園さんが手配することになる。無農薬で育てた家畜の業者はオーストラリアにあると肉担当の加藤さんの情報をもとに、原料集めに疾走する花園さん。なんとか注文数の3000セット分の材料を集めたが、数日後、追加注文が3000から1万に増えたと社長から連絡が入る…(第1話)。▼ある日笑介のところに大学の同期で証券マンの権藤から電話が入る。ゼミの後輩・山下がOB訪問で会社回りをしているので、笑介にも紹介したいというのだ。翌日、山下は笑介に会いに五井物産にやってくる。彼はすでにさまざまな業種の中小企業5社から内々定をもらっていた。三流私大の城南大でもたくさんの内々定をもらえる売り手市場に、うらやましく思う笑介だった。ところが、本命を聞くと山下は給料がよくて、知名度がある会社ならどこでもいいという。しかも彼は、五井物産のことを全く知らずに会社訪問をしていた。しかたなく食堂へ案内した笑介。そこでランチに来ていた高山とバッタリ会い山下を紹介する。内々定のことをきいた高山は「ポリシーがなくて何が楽しいの?」ときつく対応する…(第5話)。

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